初心者におすすめの英語ポッドキャスト5選【レベル別】
英語学習におすすめのポッドキャスト5選を、初心者向けのA1からC1までレベル順に紹介。ホストが話す速さ(1分あたりの語数)、無料でスクリプトが読めるのはどれか、そして効果的な聞き方もまとめました。
ポッドキャストは、英語をたくさん聞くためのいちばん手軽な方法です。バスの中でも、料理をしながらでも、散歩の途中でも聞けます。問題は、どれを選ぶかです。「English podcast for beginners」で検索すると、タイトルにレベルが書かれた1時間ほどの動画が何百本も出てきますが、その多くは本物のホストではなく、合成音声とフリー素材の写真で作られています。
そこで2026年10月、私たちはYouTubeでも配信されている学習者向けポッドキャストを1つずつ確かめ、実際の人がマイクの前で話している5つを残しました。それぞれについて、誰が話しているか、エピソードの文字はどこで手に入るか、そしてホストがどのくらいの速さで話すかを調べています。最後の数字は、1つのエピソードの字幕から私たち自身が数えた、1分あたりの語数です。難しさを知るには、どんなレベル表示よりもこの数字のほうが頼りになります。
ひと目でわかる一覧
- A1-A2: Easy Stories in English(1分あたり約60語、スクリプトは無料)
- B1: The English Podcast by English with Evie(約135語、スクリプトなし)
- B1-B2: 6 Minute English from BBC Learning English(約165語、スクリプトは無料)
- B2: Thinking in English(約135語、スクリプトは無料)
- B2-C1: All Ears English(約200語、スクリプトは有料)
1. Easy Stories in English:最初の日から追えるお話(A1-A2)
まずはこの動画から: “The Teeth - Complete Beginner Story in English” · YouTubeのEasy Stories in English
Ariel Goodbodyは語学の先生で、レベルごとにお話を書き、それを自分で朗読しています。“The Teeth”にはComplete Beginnerと表示されていて、その言葉どおりのやさしさです。話す速さは1分あたり約60語。短い文を2、3回ずつ繰り返し、ホワイトボードに場面の絵を描いてくれます。ある男の人が時間を尋ねてにっこり笑うと、その歯はなんと5センチ。このオチを楽しむのに、たいした英語力はいりません。
ポッドキャストのウェブサイトでは、エピソードがBeginnerからAdvancedまで4つのレベルに分かれていて、やさしいほうの2つのレベルにはそれぞれ80本以上がそろっています。どのエピソードもサイトでスクリプトを無料で読め、PDFでダウンロードできる回もあります。ひとつ知っておきたいのは、2026年5月にArielが、2週間に1本のペースではもう配信を続けられないと伝えたことです。新しい回の間隔は空きがちですが、過去のエピソードだけで何か月分もあります。
2. The English Podcast by English with Evie:1人で語る、ふだんのイギリス英語(B1)
まずはこの動画から: “How to study English as a busy person | The English Podcast” · YouTubeのEnglish with Evie
Evieは庭に座って小さなマイクを手に持ち、1人で15分ほどこちらに語りかけてきます。第1回のテーマは忙しい人のための英語の勉強法で、2026年6月の公開から再生回数は80万回を超えました。話すのはイギリス英語で、速さは1分あたり約135語。友達同士の会話よりはゆっくりで、本人も第1回は“nice and easy”(気楽に、やさしく)始めると言っています。
だからこそ、学習者向けのお話から本物のトークへ移る最初の一歩にちょうどいいのです。スクリプトはなく、画面に文字も出ません。あるのはYouTubeの自動字幕だけなので、文字を読まなくても簡単な英語なら追える人に向いています。このポッドキャストはSpotifyでも聞けます。Evieの声が気に入ったら、チャンネルには彼女のふだんの暮らしを撮影したSlow British Englishというシリーズもあります。
3. 6 Minute English:BBCの定番番組が動画でも(B1-B2)
まずはこの動画から: “What should you eat for a better night’s sleep?” · YouTubeのBBC Learning English
2人のプレゼンターが1つの問いを取り上げ、BBCのラジオ番組から短い抜粋を流しつつ、途中で6つの単語を解説していきます。睡眠の回では、GeorgieとPhilが食べ物が睡眠にどう影響するかを話し、真ん中に短いインタビューが入ります。BBCはこの番組を中級(intermediate)としていて、1分あたり約165語と、上の2つより速めです。新しいエピソードは毎週配信され、最近の回にはプレゼンターが映る動画も付いています。
文字で確かめながら聞きたいなら、これを選びましょう。BBC Learning Englishのウェブサイトでは、どのエピソードにもスクリプト、ワークシート、クイズがあり、すべて無料です。YouTubeの動画にも、自動字幕ではなくBBCが作った字幕が付いています。ただし、BBC自身が断っているとおり、スクリプトは必ずしも一字一句そのままではありません。この速さで6分はきついと感じたら、同じサイトがもっとやさしいシリーズ、Real Easy Englishを勧めています。
4. Thinking in English:歴史やニュースをゆっくり解説(B2)
まずはこの動画から: “History of London (English Vocabulary Lesson)” · YouTubeのThinking in English Podcast
Tom Wilkinsonは自分の番組を中級・上級の学習者向けのポッドキャストと紹介していて、扱うテーマも大人向けです。ロンドンの歴史、地名が変わる理由、スペインが立ち退きを禁止しようとしているわけ。話す速さは1分あたり約135語でEvieと同じですが、語彙はずっと豊富です。難しめの単語が出てくると、Tomは話を止めて説明してくれます。“Invasion. An attack by an armed force…”
動画版はかなり助けになります。画面の左半分にTomの言葉が大きな文字で表示され、いま話している単語がハイライトされるので、カラオケのように文字を追いながら聞けます。各エピソードのスクリプト全文は、説明欄のリンクから行けるThinking in Englishのブログで無料で読めます。配信は400回を超え、いちばん見られているのは歴史の回です。
5. All Ears English:速いアメリカ英語の会話(B2-C1)
まずはこの動画から: “Learn English in 30 Minutes! - All Ears English Podcast 1699” · YouTubeのAll Ears English
アメリカ人のホスト2人が、友達同士のようにビデオ通話で話します。今回選んだ回では1分あたり約200語で、ここまでのどの番組よりもずっと速くなります。ほとんどの回は15-20分で、毎回1つのフレーズや場面がテーマです。“that”の使いどころ、“I think”をもっと気の利いた言い方にする方法、睡眠について話すときの表現など。エピソード番号は2,700を超えています。
スクリプトは有料のサブスクリプションで、毎週月曜にメールで届きます。とはいえ、文字を見ながら聞くのにお金を払う必要はありません。私たちが確認したYouTubeのエピソードには、自動字幕ではなく番組が作った英語字幕が付いていました。B1のポッドキャストが楽に聞けるようになるまでは、ここから始めないでください。この速さだと、レベルが追いつかないうちはただの雑音にしか聞こえません。
ポッドキャストで英語を勉強する手順
たいていの人はポッドキャストをBGMのように流し、2分もすると聞いていなくなります。ここでは、上のどの番組にも使える20分ほどの手順を紹介します。
- レベルに合ったエピソードを選ぶ。 1回目で大まかな内容がつかめるのが目安です。つかめないなら、リストで1つ前の番組に戻りましょう。
- 1回目:文字なしで聞く。 途中で止めずに聞きます。わかったことを2つか3つ書き出しておきましょう。
- 2回目:スクリプトを見ながら聞く。 字幕かウェブサイトの本文を目で追います。自分の聞き取りと違っていたところに印をつけます。
- 難しい文を繰り返す。 1文ずつ3、4回再生します。必要なら速度を落としましょう。たいていの場合、原因は知っている単語が速く話されたり、次の単語とつながったりしていることです。
- 最後にもう一度、移動中に文字なしで。 その日のうちに、散歩の途中やバスの中で聞きます。最初よりずっとはっきり聞こえるはずです。
この方法で1日1エピソード聞くほうが、1時間の聞き流しよりも効果があります。1回目でほとんど全部わかるようになったら、リストの次の番組に進みましょう。動画のほうが好きなら、レベル別の英語リスニング練習チャンネルも同じやり方で使えます。
PlayLingoでスクリプトを見ながら聴く
PlayLingoでは、動画だけでなくポッドキャストも開けます。番組名で検索するか、ポッドキャストの棚から選んで、エピソードを再生しましょう。PlayLingoが音声からスクリプトを作り、話の流れに沿って文ごとに分け、各行の下にあなたの言語への翻訳を表示します。単語やフレーズをタップすると、その文の中での意味をLingoが説明してくれます。保存したものは、それを聞いた行と一緒に、あとで復習に出てきます。
特に役立つのは、The English PodcastやAll Ears Englishのように、無料では文字が手に入らない番組です。1行を繰り返したり、話す速度を落としたり、文字を隠して耳を試したりもできます。エピソードを聞くのは無料で、スクリプトの作成はProの機能です。1週間に3時間分のエピソードまで使えます。このリストのポッドキャストはすべてYouTubeにもあり、YouTube動画ならどれでも、字幕を1行ずつに分けてPlayLingoで見られます。詳しい仕組みはこちら:スクリプト付きのポッドキャスト。
よくある質問
初心者におすすめの英語ポッドキャストは?
Easy Stories in EnglishのBeginnerのお話から始めましょう。ゆっくりで繰り返しが多く、どのお話にも無料のスクリプトがあります。簡単に感じてきたら、BBCの6 Minute Englishに進みましょう。
スクリプト付きの英語学習ポッドキャストは?
Easy Stories in English、6 Minute English、Thinking in Englishは、全エピソードの本文をそれぞれのウェブサイトで無料公開しています。All Ears Englishのスクリプトは有料ですが、YouTubeの動画には番組が作った英語字幕があります。The English Podcast by English with Evieにあるのは、YouTubeの自動字幕だけです。
B1レベルにおすすめの英語ポッドキャストは?
最初の1本にはThe English Podcast by English with Evieがおすすめです。話し手は1人、はっきりしたイギリス英語で、長さは15分ほど。次は6 Minute Englishに挑戦しましょう。少し速くなり、毎回6つの単語を教えてくれます。
ポッドキャストを聞き流すだけで英語は身につく?
聞いた内容を一度も確かめずに聞くだけでは、とても時間がかかります。スクリプトを使いましょう。まず聞き、次に文字を追いながら聞き、もう一度聞く。そうすれば、ポッドキャストはただのBGMから練習に変わります。
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